長崎市のアパート・マンション外壁塗装はいくら?大家・オーナーが知っておきたい費用と失敗しない業者選び
長崎市のアパート・マンション外壁塗装はいくら?大家・オーナーが知っておきたい費用と失敗しない業者選び
アパートやマンションを所有していると、いつか必ず考えなければならないのが外壁のメンテナンスです。
「築10年以上になるけれど、そろそろ外壁塗装をした方がいいのか?」
「入居率にも影響するので外観をきれいにしたい」
「できるだけ修繕費を抑えながら建物を長持ちさせたい」
「管理会社から外壁塗装を提案されたけれど、この金額が適正なのか分からない」
長崎市でアパートやマンションを所有されている大家さん・オーナー様の中には、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
戸建住宅と違い、アパートやマンションの外壁塗装は単純な「家のお手入れ」ではありません。
賃貸物件は収益を生み続けるための大切な資産です。
外壁塗装にお金をかけすぎれば収益を圧迫します。
しかし、必要なメンテナンスを先送りしすぎれば、外壁材や防水部分まで傷み、結果的に大きな修繕費が必要になる可能性があります。
そのため収益物件では、
「とにかく安く塗る」のではなく、「必要な修繕に適切な金額を使う」
という考え方が非常に重要です。
今回は、長崎市で外壁塗装を行っている株式会社みどり建装が、アパート・マンションの外壁塗装について、塗り替え時期や劣化症状、戸建住宅との違い、オーナー様が工事前に確認しておきたいポイントを現場目線で詳しく解説します。

アパート・マンションにも外壁塗装は必要?
もちろん必要です。
外壁塗装には建物の見た目をきれいにするだけではなく、外壁材を紫外線や雨水から守る役割があります。
新築時には外壁表面が塗膜によって保護されています。
しかし、その塗膜は永久に持つわけではありません。
年月が経過すると、
- 色あせ
- チョーキング
- コーキングの劣化
- 外壁のひび割れ
- 塗膜の浮き・剥がれ
- コケ・藻
- 鉄部のサビ
などが少しずつ現れます。
この状態を長期間放置すると、表面的な塗装だけでは対応できなくなることがあります。
特に収益物件の場合は、
「まだ雨漏りしていないから大丈夫」
という判断だけでメンテナンス時期を決めるのはおすすめしません。
雨漏りが発生してからでは、外壁塗装以外の修繕まで必要になる可能性があるからです。
大家さんに知ってほしい「予防修繕」という考え方
アパート・マンション経営では、修繕費をできるだけ抑えたいと考えるのは当然です。
しかし、
修繕をしないこと=修繕費を抑えること
ではありません。
例えば、外壁に小さなひび割れが発生していたとします。
早い段階なら、ひび割れ補修と外壁塗装で対応できる場合があります。
ところが長期間放置して雨水が内部へ入り、
- 外壁下地
- 鉄部
- 防水層
- 木部
- 内装
などまで傷んでしまえば、必要な工事は増えてしまいます。
結果的に、
「数年前にメンテナンスしておけば、ここまで工事する必要はなかった」
ということも起こり得ます。
収益物件だからこそ、壊れてから修理する「事後修繕」だけではなく、状態を確認しながら適切な時期に手を入れる予防修繕が重要になります。

アパート・マンションの外壁塗装は何年ごと?
「何年ごとに塗装すればいいですか?」
オーナー様からよく聞かれる質問です。
一般的には10~15年前後が一つの点検・塗り替え検討時期になります。
ただし、
築10年になったら必ず塗装する
という意味ではありません。
使用されている外壁材、前回使用した塗料、建物の立地条件、施工状態によって劣化速度は変わります。
| 経過年数 | 状態の目安 | オーナー様の対応 |
|---|---|---|
| 5~7年 | 比較的良好なことが多い | 定期点検 |
| 8~10年 | 色あせ・軽度劣化が出始める | 外壁・防水を確認 |
| 10~15年 | チョーキングやシール劣化など | 塗装を具体的に検討 |
| 15年以上 | 劣化が進行している可能性 | 早めの専門点検 |
| 20年以上未改修 | 下地まで確認が必要 | 大規模修繕も含めて検討 |
これはあくまで目安です。
築年数だけで工事を決めるのではなく、実際の状態を見て判断することが重要です。
長崎市のアパート・マンションは立地条件にも注意
同じ築年数のアパートでも、劣化状況がまったく違うことがあります。
長崎市の場合、特に確認したいのが立地条件です。
海に近い物件
長崎市には海に近い地域が多くあります。
潮風の影響を受ける環境では、鉄骨階段や手すり、金物などにサビが発生しやすくなります。
サビは見た目の問題だけではありません。
進行すると鉄部そのものが傷むため、早い段階でケレンや適切な防錆処理を行うことが重要です。
坂や高台にある物件
長崎市は坂の多い街です。
高台などでは風の影響を受けやすい物件もあります。
台風や強風時には外壁・屋根・雨樋などへ負担がかかるため、外壁塗装を検討するときは建物全体を確認しておくことをおすすめします。
湿気がこもりやすい物件
山側や日当たりの悪い場所では、外壁にコケや藻が発生することがあります。
特に北面だけ緑色になっている建物は珍しくありません。
単に高圧洗浄できれいにするだけではなく、塗膜の防水性が低下していないかも確認します。

戸建てとアパートの外壁塗装は何が違う?
使用する塗料や基本的な塗装工程には共通点があります。
しかし、工事全体の考え方は大きく異なります。
| 比較項目 | 戸建住宅 | アパート・マンション |
|---|---|---|
| 主な目的 | 建物保護・美観 | 建物保護・資産価値・入居率 |
| 工事関係者 | 主に居住者 | オーナー・入居者・管理会社 |
| 工事前連絡 | 家族中心 | 全入居者への周知が重要 |
| 駐車場 | 比較的調整しやすい | 複数台の調整が必要な場合あり |
| 洗濯物 | 個別対応 | 全戸への事前案内が必要 |
| 防犯 | 通常 | 足場設置中は特に配慮 |
| 工程管理 | 一般住宅規模 | より細かな管理が必要 |
| 修繕計画 | 住宅維持 | 収益性も考慮 |
アパート塗装で特に重要なのが、入居者様への配慮です。
外壁塗装は入居者にとって「生活しながらの工事」
オーナー様にとっては建物の修繕工事ですが、入居者様にとっては普段生活している場所で工事が行われます。
例えば外壁塗装中には、
- 足場が組まれる
- メッシュシートで建物が覆われる
- 高圧洗浄の音がする
- 窓を開けにくい日がある
- 洗濯物を外に干せない工程がある
- ベランダを使用できない日がある
- 作業員が窓の外を通る
- 駐車位置の変更が必要になる
といったことがあります。
こうした内容を何も知らせず工事を始めれば、入居者様とのトラブルにつながる可能性があります。
だからこそ、工事そのものと同じくらい事前の説明と工程管理が重要です。
入居者への工事案内はいつ行う?
建物規模や工事内容によりますが、工事開始前に余裕を持って案内することが大切です。
案内には、
工事期間
作業時間
高圧洗浄日
洗濯物を干せない日
ベランダ使用制限
駐車場への影響
窓の開閉制限
などを分かりやすく記載します。
特に高圧洗浄の日は、水が飛散する可能性があります。
「知らずに窓を開けていた」
ということがないよう、事前周知が必要です。

入居者対応が悪いと退去につながる?
必ず退去につながるわけではありません。
しかし、工事中のストレスをできるだけ減らすことは重要です。
外壁塗装は数日で終わる工事ではありません。
その間、入居者様は通常通り生活しています。
「工事だから我慢してください」
ではなく、
できる限り生活への負担を減らす
という姿勢が必要です。
収益物件では、施工品質だけではなく、こうした現場対応まで含めて施工会社を選ぶことをおすすめします。
外壁塗装は空室対策にもなる?
外観は入居希望者が物件を見るときの第一印象になります。
室内がきれいでも、
- 外壁が色あせている
- コケだらけ
- 鉄骨階段がサビている
- 廊下が汚れている
- 雨樋が変色している
と、建物全体が古く見えてしまいます。
反対に外壁や共用部分がきれいに管理されていると、
「きちんと管理されている物件」
という印象につながりやすくなります。
ただし、ここでも注意したいことがあります。
外壁塗装をすれば必ず入居率が上がる、というものではありません。
家賃、立地、間取り、設備など複数の要素で入居率は決まります。
外壁塗装はあくまで、物件の印象や資産価値を維持するための一つの手段と考えるのが適切です。
アパート外壁塗装で一緒に確認したい場所
アパート・マンションの塗装では、外壁だけを見るのはおすすめしません。
足場を設置するのであれば、建物全体を点検する良い機会だからです。
特に確認しておきたいのが、
屋根
スレート屋根なら塗膜劣化や割れ、棟板金などを確認します。
屋根材の劣化が進んでいる場合は、塗装ではなく屋根カバー工法を検討した方が長期的に有利なケースもあります。
鉄骨階段
アパートでは非常に重要です。
表面だけサビているのか、腐食が進行しているのかを確認します。
特に海に近い物件では注意が必要です。
廊下・共用階段
防水性のある床材や防水工事が必要なケースがあります。
雨水が溜まる、床が膨れているなどの症状があれば確認します。
ベランダ
FRP防水、ウレタン防水など、既存防水の状態を確認します。
雨樋
割れ、詰まり、金具の劣化などを確認します。
コーキング
サイディング外壁では非常に重要です。
外壁塗装と同時に打ち替えることで、足場を有効活用できます。

アパート・マンションこそ「全部やる」必要はありません
大規模修繕という言葉を聞くと、
「足場を組むなら全部やっておいた方がいいのでは?」
と思われるかもしれません。
確かに同時施工することで足場費用を効率化できる場合があります。
しかし、まだ十分使える部分まで交換する必要はありません。
例えば、
外壁塗装は必要。
コーキングも劣化している。
でも屋根はまだ問題ない。
という状態なら、屋根工事まで無理に行う必要はありません。
逆に、屋根材がかなり傷んでいるなら、
「今回は安く屋根塗装して、数年後にカバー工法」
よりも、
今回カバー工法まで行った方が長期的な修繕費を抑えられる
可能性もあります。
収益物件では、工事金額だけではなく、10年・20年単位の修繕計画で考えることが重要です。
安い見積もり=収益性が高いとは限りません
3社から、
A社 300万円
B社 350万円
C社 420万円
という見積もりが出たとします。
一番安いA社が最もお得でしょうか。
金額だけでは判断できません。
A社には、
- コーキング打ち替えが入っていない
- 鉄部補修が最低限
- 防水工事が入っていない
一方C社には、
- 外壁補修
- コーキング
- 鉄部
- 防水
- 保証
まで含まれているかもしれません。
比較するべきなのは、
「総額」ではなく「その金額で何をするのか」
です。
アパート・マンションの見積書で確認したい項目
| 項目 | 確認したい内容 |
|---|---|
| 足場 | 面積・飛散防止ネット |
| 高圧洗浄 | 外壁・共用部など対象範囲 |
| 外壁補修 | クラック・浮き・欠損 |
| コーキング | 打ち替え・増し打ちの区別 |
| 下塗り | 使用材料・施工回数 |
| 外壁塗料 | メーカー・商品名 |
| 塗装回数 | 下塗り・中塗り・上塗り |
| 鉄部 | ケレン・錆止め・仕上げ |
| 防水 | ベランダ・廊下・屋上 |
| 屋根 | 塗装・補修・カバー工法の判断 |
| 入居者対応 | 工事案内・工程周知 |
| 保証 | 対象部分・期間 |
「外壁塗装工事一式」という見積もりでは、施工内容が十分に比較できません。
オーナー様こそ、工事項目を細かく確認することをおすすめします。
長持ちさせたいなら「高い塗料」より先に見る場所があります
アパート・マンションの外壁塗装では、耐久性の高い塗料を選ぶメリットがあります。
塗り替え回数を減らせれば、そのたびに必要となる足場費用も抑えられる可能性があるからです。
しかし、
高耐久塗料を選べば、それだけで長持ちするわけではありません。
塗装前に、
- クラック補修
- コーキング
- ケレン
- 錆止め
- 下塗り
- 防水処理
などが適切に施工されていることが大前提です。
私たちは、完成後に見えなくなる部分ほど大切だと考えています。
大家さんが外壁塗装を考えるタイミング
「塗装した方がいいのは分かったけど、今なのか分からない」
というオーナー様も多いと思います。
一つの判断材料になるのが、
- 築10年以上
- 前回塗装から10年以上
- 外壁を触ると白い粉が付く
- コーキングが割れている
- 鉄骨階段にサビがある
- 外壁にひび割れがある
- 塗膜が剥がれている
- 共用廊下の防水が傷んでいる
- 雨漏りがある
- 空室募集用の写真で建物の古さが目立つ
といった症状です。
複数当てはまる場合は、一度建物全体を点検しておくと今後の修繕計画を立てやすくなります。
「塗装するかどうか」より、まず現在の状態を知る
アパート・マンションは戸建住宅より工事金額が大きくなりやすいため、
「業者に見てもらったら、そのまま営業されそう」
と心配されるオーナー様もいらっしゃると思います。
しかし、本来の建物診断は、
工事を契約するためではなく、現在の状態を把握するためのものです。
まだ塗装する必要がないなら、
「今はまだ大丈夫です」
という判断もあります。
反対に、一部だけ早めに補修しておいた方がいい場合もあります。
大切なのは、
工事ありきではなく、診断ありき
で考えることです。
外装劣化診断士から一言
アパートやマンションの外壁塗装では、戸建住宅以上に「どこにお金をかけるか」が重要だと考えています。
収益物件ですから、必要以上に高額な工事を行えばオーナー様の負担になります。
しかし、必要な修繕まで先送りすると、数年後にもっと大きな費用が必要になる可能性があります。
だからこそ私たちは、
今直すべきところ
次回でも大丈夫なところ
まだ工事する必要がないところ
を分けて考えることを大切にしています。
株式会社みどり建装では、外壁だけではなく、屋根・鉄骨階段・コーキング・防水なども確認し、物件の状態や今後の保有計画も踏まえながら修繕方法をご提案します。
アパート・マンションの外壁塗装は「工事費」ではなく「長期的な修繕費」で考える
ここまで、長崎市のアパート・マンションで外壁塗装を検討する際に知っておきたい基本的な考え方をご紹介しました。
収益物件では、
一回の工事を安くすること
だけを考えるのではなく、
今後10年、15年、20年でどれくらい修繕費が必要になるのか
まで考えることが大切です。
例えば、今後長期間保有する予定の物件と、数年後に売却を検討している物件では、適した塗料や修繕方法が変わることもあります。
さらにアパート・マンションの場合、もう一つ気になるのが実際の外壁塗装費用ではないでしょうか。
「2階建てアパートならいくら?」
「戸建てよりどれくらい高くなる?」
「高耐久塗料を使った方が結果的に得なのか?」
「管理会社経由と直接依頼では何が違う?」
次の記事では、長崎市のアパート・マンション外壁塗装の費用を左右するポイント、塗料の選び方、管理会社経由と直接依頼の違い、相見積もりで比較するポイント、入居者トラブルを防ぐ工事管理、そしてオーナー様が業者選びで確認しておきたいことまで詳しく解説します。
前の記事では、長崎市でアパート・マンションの外壁塗装を検討する際に知っておきたい、塗り替え時期や劣化症状、入居者様への配慮、予防修繕の考え方についてご紹介しました。
そして、オーナー様にとって次に気になるのが、
「結局、外壁塗装にはいくらかかるのか?」
という部分ではないでしょうか。
アパート・マンションの外壁塗装は、戸建住宅よりも工事金額が大きくなる傾向があります。
だからこそ、
単純に一番安い会社を選ぶのではなく、その金額でどこまで工事をしてくれるのかを比較することが重要です。
さらに収益物件の場合は、今回の工事費だけではなく、次回の塗り替えまで含めた長期的な修繕費も考える必要があります。
ここからは、長崎市でアパート・マンションを所有されている大家さん・オーナー様に向けて、外壁塗装の費用を左右するポイントから塗料選び、管理会社経由と直接依頼の違い、業者選びまで詳しく解説します。

アパート・マンションの外壁塗装費用は何で決まる?
「2階建てのアパートなら○○万円」
というように、建物の種類だけで外壁塗装費用を決めることはできません。
同じ2階建てでも、建物によって塗装面積や補修内容がまったく違うからです。
主に費用を左右するのは次のような項目です。
- 建物の大きさ
- 階数
- 外壁面積
- 外壁材
- 劣化状況
- 使用する塗料
- コーキング量
- 鉄部の量
- 足場条件
- ベランダ・廊下防水
- 屋根工事
- 下地補修
- 駐車場などの現場条件
特にアパート・マンションでは、外壁面積だけを見て費用を判断するのはおすすめできません。
「坪数」だけで外壁塗装費用を判断しない
インターネットでは、
「アパート30坪なら○○万円」
「50坪なら○○万円」
といった情報を見かけることがあります。
参考にはなりますが、それだけで予算を決めるのは危険です。
外壁塗装では、建物の床面積ではなく実際に塗装する面積が重要だからです。
例えば同じ延床面積でも、
凹凸が多い建物とシンプルな四角形の建物では外壁面積が変わります。
また、
外廊下や階段、ベランダ、鉄骨部分が多い物件では施工箇所が増えます。
正確な見積もりを出すには、実際に建物を確認して数量を算出する必要があります。
アパート・マンション外壁塗装の費用を左右する項目
具体的にどのような工事に費用がかかるのか整理してみましょう。
| 工事項目 | 主な内容 | 費用が変わるポイント |
|---|---|---|
| 足場 | 足場・飛散防止ネット | 建物規模・立地 |
| 高圧洗浄 | 外壁・屋根・共用部 | 洗浄範囲 |
| 下地補修 | クラック・欠損・浮き | 劣化状態 |
| コーキング | 打ち替え・増し打ち | 施工m数 |
| 外壁塗装 | 下塗り・中塗り・上塗り | 面積・塗料 |
| 鉄部塗装 | 階段・手すりなど | サビ・腐食状態 |
| 屋根工事 | 塗装・補修・カバー | 屋根状態 |
| 防水工事 | 廊下・屋上・ベランダ | 工法・面積 |
| 付帯部 | 雨樋・軒天など | 数量・状態 |
このように、アパート・マンションの修繕は「外壁塗装だけ」で完結しないことも多くあります。
見積金額が大きく変わるのは「下地補修」
同じ建物を3社に見てもらったのに、見積金額が大きく違う。
アパート・マンションでは珍しくありません。
その原因の一つが下地補修の考え方の違いです。
例えばモルタル外壁やRC造では、
- クラック
- 浮き
- 欠損
- 爆裂
- 鉄筋露出
などが発生している場合があります。
サイディングなら、
- 反り
- 割れ
- コーキング劣化
- 外壁材の傷み
などがあります。
これらをどこまで補修するのかによって金額が変わります。
見積もりが安いからといって悪いわけではありません。
しかし、必要な下地補修が含まれているかは必ず確認しておきたいポイントです。

アパート外壁塗装は「1㎡いくら」だけで比較しない
塗装業者から見積もりを取ると、
「外壁塗装 ○○㎡ × ○○円」
と記載されていることがあります。
ここで単価だけを比較するオーナー様もいらっしゃいます。
しかし、
A社が2,500円/㎡
B社が3,000円/㎡
だったからといって、必ずA社がお得とは限りません。
下塗り材や仕上げ塗料、塗布量、下地補修などの施工内容が違えば、同じ「外壁塗装」でも中身はまったく違います。
比較するときは、
単価+使用材料+施工工程
まで見ることが重要です。
収益物件では塗料の「価格」より「次回まで何年持たせたいか」
アパート・マンションの塗料選びでは、戸建住宅とは少し違う考え方も必要です。
例えば、
「できるだけ今回の工事費を抑えたい」
のであれば、コストバランスに優れた塗料が候補になります。
一方、
「今後15年以上保有する予定なので、できるだけ塗り替え回数を減らしたい」
のであれば、高耐久塗料を選ぶメリットが大きくなる場合があります。
代表的な塗料を大まかに比較すると次のようになります。
| 塗料 | 耐久性の目安 | 向いているオーナー様 |
|---|---|---|
| シリコン系 | 標準 | 初期費用を抑えたい |
| ラジカル制御型 | 標準~高め | 費用と耐久性を両立したい |
| フッ素系 | 高い | 長期保有を考えている |
| 無機系 | 非常に高いものもある | 塗り替え回数を減らしたい |
ただし耐久年数は、製品・下地・立地・施工品質などによって変わります。
「無機だから絶対20年持つ」というような選び方はおすすめしません。
高耐久塗料が収益物件と相性がいい理由
アパート・マンションでは、外壁塗装のたびに足場が必要になります。
つまり塗り替え回数が増えれば、
塗料代だけではなく足場費用もその都度発生する
ということです。
例えば今後20年以上保有する予定なら、
短い周期で2回塗装するのか。
高耐久仕様で塗り替え周期を長くするのか。
長期的な費用を比較して判断する価値があります。
これをライフサイクルコストという考え方で捉えることができます。
ただし高い塗料を使えば得とは限りません
ここが重要です。
例えば10年以内に物件売却を予定している場合、高額な超高耐久仕様が必ずしも最適とは限りません。
また、屋根や防水など他の部分が近い将来大規模修繕を必要とする場合、外壁だけ20年以上の高耐久仕様にしても修繕周期が合わない可能性があります。
収益物件の塗料選びでは、
「一番いい塗料はどれですか?」
ではなく、
「この物件をあと何年保有する予定ですか?」
という視点が大切です。
外壁・屋根・防水の修繕周期を合わせる
アパート・マンションでは、外壁だけではなく、
屋根・防水・鉄部などの修繕時期も考える必要があります。
例えば、
外壁:15年程度を想定
屋根:あと5年程度
ベランダ防水:あと5年程度
という状態だった場合、
今回外壁だけ施工すると、5年後にまた足場が必要になる可能性があります。
反対に、まだ十分使える屋根まで無理に工事する必要もありません。
大切なのは、
建物全体を見て修繕時期をできるだけ整理すること
です。

屋根塗装か屋根カバー工法かも重要
アパートの屋根がスレート系の場合、築年数や屋根材の種類によっては塗装より屋根カバー工法を検討した方がいい場合があります。
屋根カバー工法は、既存屋根の上から新しい防水シートと屋根材を施工する工法です。
屋根材そのものの劣化が進んでいる場合、表面だけ塗装しても長期的な改善にならないことがあります。
特に長期保有を予定している物件では、
今回安く塗装して数年後にカバーするのか
それとも、
今回カバー工法を行い長期的に屋根を維持するのか
を比較することが重要です。
鉄骨階段のサビは塗装だけで判断しない
長崎市のアパートで特に確認しておきたいのが鉄骨階段です。
海に近い物件では塩害の影響もあり、鉄部のサビが進行していることがあります。
表面的なサビであれば、
ケレン → 錆止め → 中塗り → 上塗り
などで保護できます。
しかし、腐食が進んで鉄そのものが薄くなっている場合、塗装だけでは十分ではありません。
補強や交換が必要になる可能性があります。
入居者様が毎日利用する場所ですから、見た目だけではなく安全性を優先して判断することが重要です。

共用廊下・階段の防水も忘れずに
アパート・マンションでは、外壁以上に雨水の影響を受ける場所があります。
それが共用廊下や階段です。
長期間雨水にさらされることで、防水層が劣化することがあります。
例えば、
- 床の膨れ
- 剥がれ
- ひび割れ
- 水たまり
- 下階天井のシミ
などが見られる場合は確認が必要です。
外壁塗装の足場を組むタイミングで、防水部分も一緒に点検しておくと今後の修繕計画を立てやすくなります。
管理会社経由と塗装会社への直接依頼は何が違う?
オーナー様からよく聞かれる質問です。
管理会社へ外壁塗装を依頼する方法にも、直接施工会社へ相談する方法にも、それぞれ特徴があります。
管理会社経由
日頃から物件管理を任せているため、入居者対応などを含めて相談しやすいというメリットがあります。
一方、実際の施工が協力会社や下請会社になる場合もあるため、
誰が施工するのか
工事管理は誰が行うのか
を確認しておくと安心です。
塗装会社へ直接依頼
施工会社と直接打ち合わせできるため、建物の状態や施工内容について細かく確認しやすいのがメリットです。
ただし、アパート施工や入居者対応に慣れている会社かどうかは確認する必要があります。
直接施工だから安い、管理会社だから高いとは限らない
「直接業者に頼めば絶対安い」
というわけでもありません。
重要なのは価格だけではなく、
どこまで対応してくれるか
です。
アパート工事では、
- 入居者案内
- 工程管理
- 駐車場調整
- ベランダ使用日の案内
- 洗濯物への配慮
- クレーム対応
- 工事写真
- 完了報告
など、施工以外の業務も発生します。
見積金額だけではなく、こうした管理部分まで確認しましょう。
相見積もりは何社くらい取るべき?
アパート・マンションの工事金額は大きくなりやすいため、相見積もりを取ることをおすすめします。
ただし、5社・6社と増やせば良いわけではありません。
一般的には2~3社程度を比較すれば、工事内容や価格の違いを把握しやすくなります。
そして比較するときに最も重要なのは、
同じ条件で見積もりを取ること
です。
A社はシリコン。
B社はフッ素。
C社は無機。
これでは価格だけ比較しても意味がありません。
相見積もりで必ず比較したい10項目
- 塗装面積
- 使用塗料
- 下塗り材
- 塗装回数
- コーキング仕様
- 下地補修
- 鉄部の錆止め
- 防水工事
- 入居者対応
- 保証内容
特に「一式」という表記が多い場合は、具体的な施工範囲を確認してください。
一番安い見積もりを選ぶ前に確認してほしいこと
例えば、
A社:280万円
B社:340万円
C社:380万円
という見積もりだったとします。
60万円、100万円違えば、A社を選びたくなるのは当然です。
しかし、
A社はコーキングが増し打ち。
B社は目地を撤去して打ち替え。
C社には共用部防水まで含まれている。
という可能性もあります。
この場合、単純な総額比較はできません。
「何が入っていて、何が入っていないのか」
を横並びにして比較することが重要です。
入居者トラブルを防ぐことも施工品質の一つ
アパート・マンションの外壁塗装では、塗膜がきれいに仕上がることだけが施工品質ではありません。
入居者様が安心して生活できるように工事を進めることも重要です。
特に注意したいのが、
高圧洗浄
窓の開閉について事前に案内します。
ベランダ塗装・防水
使用できない日を事前に伝えます。
洗濯物
外干しできない工程を知らせます。
駐車場
塗料や水の飛散リスクがある場合は、移動をお願いすることがあります。
防犯
足場が設置されると、通常とは異なる経路で上階へ近づける可能性があります。
防犯面への配慮も重要です。

色選びは空室対策も意識する
アパート外壁塗装では、色選びも重要です。
オーナー様の好みだけではなく、入居ターゲットを考えることをおすすめします。
例えば単身者向け物件とファミリー向け物件では、選ばれやすい外観の印象も異なります。
基本的には、
- ベージュ
- グレー
- ホワイト系
- ブラウン系
など、長期間飽きにくい色が選ばれやすい傾向があります。
また、1色だけではなく、ベランダや階段部分をアクセントカラーにして印象を変える方法もあります。
外壁塗装は、物件のイメージを変える絶好の機会です。
「映える色」より長期間きれいに見える色
収益物件では、塗装直後だけきれいに見えれば良いわけではありません。
10年近く外観を維持することを考える必要があります。
そのため、
汚れが目立ちにくいか
色あせが目立ちにくいか
という視点も重要です。
特に真っ白や非常に濃い色は、環境によって汚れや退色が目立つことがあります。
実際の建物で色見本を確認しながら決めることをおすすめします。
長崎市のアパート・マンションで業者を選ぶ7つのポイント
収益物件の外壁塗装を依頼する際は、次の点を確認してみてください。
1.現地調査が丁寧か
外壁だけではなく、屋根・防水・鉄部なども確認しているか。
2.写真で劣化状況を説明してくれるか
専門用語だけではなく、オーナー様自身が状態を確認できることが重要です。
3.見積書が細かいか
「一式」ばかりではなく、数量・材料・施工方法が分かるか確認します。
4.複数プランを比較できるか
保有予定期間に合わせて塗料を選べる会社が理想です。
5.入居者対応まで考えているか
賃貸物件では非常に重要です。
6.工事中の写真を残してくれるか
遠方に住んでいるオーナー様の場合、特に安心材料になります。
7.工事後も相談できるか
アパート・マンションは塗装して終わりではありません。
長期的に相談できる会社かどうかも確認しましょう。
遠方に住んでいるオーナー様こそ写真報告が重要
長崎市に物件を所有していても、オーナー様自身は県外に住んでいるケースがあります。
その場合、
「本当に3回塗ったのか」
「ひび割れ補修はしたのか」
「錆止めは施工したのか」
現場を毎日確認することはできません。
だからこそ、施工前・施工中・施工後の写真を残してもらうことが重要です。
例えば、
施工前 → 下地補修 → 下塗り → 中塗り → 上塗り → 完成
まで写真があれば、遠方からでも工事内容を確認しやすくなります。
修繕計画は「10年ごとに全部塗る」だけではありません
アパート経営では、修繕費を平準化する考え方も重要です。
例えば、
今年:外壁・コーキング
5年後:防水点検
10年後:屋根点検
15年後:次回外壁
というように、建物の状態を見ながら計画を立てます。
もちろん実際の時期は物件によって異なります。
大切なのは、
壊れるたびに突然大きなお金を使うのではなく、先の修繕を予測しておくこと
です。
長崎市の収益物件だから確認しておきたいこと
長崎市では、物件の立地によって劣化条件がかなり変わります。
海に近いなら鉄部のサビ。
高台なら強風。
山側なら湿気やコケ。
交通量が多い場所なら汚れ。
同じ塗料を使ったとしても、立地条件によって劣化の進み方は違います。
だからこそ、全国一律の「築10年だから塗装」という判断ではなく、長崎の環境と実際の建物状態を見て修繕時期を判断することが重要です。
よくある質問
Q1.入居者がいる状態でも外壁塗装できますか?
可能です。むしろ賃貸物件では入居中に施工するケースが一般的です。ただし、事前案内や生活への配慮が重要になります。
Q2.アパートは何年ごとに塗装するべきですか?
10~15年前後が一つの目安ですが、使用塗料や立地、劣化状況によって変わります。
Q3.外壁塗装中でも入居募集できますか?
可能ですが、足場がある期間は外観写真や内見時の印象に影響することがあります。管理会社と工期を共有しておくと安心です。
Q4.安い塗料でも問題ありませんか?
建物の状態や保有予定期間に合っていれば選択肢になります。価格だけではなく、耐久性とのバランスで判断しましょう。
Q5.フッ素や無機塗料はアパートにおすすめですか?
長期保有する物件ではメリットが出やすいですが、すべての物件に必要とは限りません。
Q6.鉄骨階段も一緒に塗装した方がいいですか?
状態によります。足場を使用できる場合は同時施工が効率的なケースがありますが、腐食が進んでいれば補強や交換が必要な場合もあります。
Q7.屋根カバー工法も同時にできますか?
可能です。屋根の状態によっては外壁塗装と同時に施工することで足場を共用できるメリットがあります。
Q8.入居者への案内もお願いできますか?
施工会社へ依頼する場合は、どこまで対応可能か事前に確認しましょう。アパート施工では重要なポイントです。
Q9.遠方からでも依頼できますか?
写真報告や電話・メールなどで工事内容を確認できる体制があれば進めやすくなります。
Q10.見積もりを取ったら必ず工事しないといけませんか?
いいえ。まず現在の建物状態を把握し、工事時期や予算を検討するために見積もりを活用する方法もあります。
みどり建装がアパート・マンション塗装で大切にしていること
株式会社みどり建装では、収益物件だからこそ、必要な工事と必要のない工事を分けることを大切にしています。
例えば屋根を確認して、
「まだ塗装しなくても大丈夫」
と判断できれば、そのことをお伝えします。
反対に、
「この屋根は塗装しても長持ちしないので、将来的に屋根カバー工法を考えた方がいい」
という状態なら、その理由を写真を見ながらご説明します。
外壁についても同じです。
高い塗料を売ることが目的ではありません。
オーナー様が、
あと何年この物件を保有するのか。
次の修繕をいつ頃考えているのか。
どこまで今回の工事で行うべきなのか。
そこまで考えながら施工内容を決めることが、収益物件では特に重要だと考えています。
外装劣化診断士から一言
アパート・マンションの外壁塗装では、戸建住宅以上に「今だけではなく、この先を見ること」が大切です。
今回の見積もりが30万円安かったとしても、数年後に再び足場を組む必要があれば、結果的に高くなることがあります。
反対に、まだ使える部分まで今回すべて交換する必要もありません。
私たちが大切にしているのは、
「できる工事を全部提案する」のではなく、「今必要な工事を提案する」ことです。
外壁、屋根、コーキング、鉄骨階段、共用廊下、防水。
それぞれの状態を確認し、オーナー様の保有計画も踏まえて優先順位をつける。
それが、長期的な修繕費を抑えながら建物を守ることにつながります。
大家さん・オーナー様へ|外壁塗装は「安く塗る」より「無駄なく直す」
アパート・マンションは、大切な収益資産です。
だからこそ、外壁塗装に必要以上のお金をかける必要はありません。
しかし同時に、目先の工事費だけを抑えて必要な修繕を先送りすると、後から大きな費用が必要になる可能性があります。
重要なのは、
安いか、高いか。
だけではありません。
その金額で何を直せるのか。
何年先まで安心できるのか。
次回の修繕とどうつながるのか。
そこまで考えて外壁塗装を計画することです。
長崎市でアパート・マンションの外壁塗装をご検討されているオーナー様は、まず建物の現在の状態を知るところから始めてみてください。
外壁だけでなく、屋根・鉄骨階段・コーキング・共用部・防水まで確認すれば、**「今やるべき工事」「数年後でもいい工事」「まだ必要のない工事」**が見えてきます。
それが、収益物件の修繕費を無駄なく使い、建物の資産価値を長く守るための第一歩です。