【前編】長崎市の屋根カバー工法はいくら?費用相場と塗装では直らない屋根を徹底解説
長崎市の屋根カバー工法はいくら?費用相場と屋根塗装では直らないケースを解説
「屋根塗装の見積もりをお願いしたら、塗装ではなくカバー工法を勧められた」
「屋根カバー工法は高そうだけど、実際いくらかかるの?」
「本当に塗装では直せないのか、判断できない」
長崎市で屋根のメンテナンスを検討されている方の中には、このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
屋根は地上から状態を確認しにくいため、業者から「塗装できません」と言われても、それが本当に必要な提案なのか判断しづらい部分があります。
結論からお伝えすると、屋根カバー工法の費用は、一般的な戸建て住宅でおおむね90万円~180万円前後が一つの目安です。
ただし、屋根の広さだけで金額が決まるわけではありません。
屋根の形、勾配、使用する屋根材、下地の状態、足場の組みやすさなどによって費用は大きく変わります。
特に坂道や住宅密集地が多い長崎市では、資材の搬入方法や足場の設置条件によって追加費用がかかる場合もあります。
この記事では、長崎市で外壁塗装・屋根工事を行う株式会社みどり建装が、屋根カバー工法の費用や塗装との違い、カバー工法を検討した方がよい屋根について分かりやすく解説します。
屋根塗装かカバー工法かで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

屋根カバー工法とは?
屋根カバー工法とは、現在の屋根材を基本的に撤去せず、その上に防水シートと新しい屋根材を重ねて施工する方法です。
「重ね葺き」と呼ばれることもあります。
既存の屋根を残すため、古い屋根材をすべて撤去する葺き替え工事と比べて、解体費用や廃材処分費を抑えやすい点が特徴です。
屋根材メーカーのニチハも、重ね葺きを「既存の屋根を残し、その上から新しい屋根材を葺く工法」と説明しています。
一般的なカバー工法では、次のような順番で工事を進めます。
- 既存屋根の点検・補修
- 棟板金や雪止めなどの撤去
- 防水シートの施工
- 新しい屋根材の施工
- 棟板金や雨押えなどの取り付け
- 最終点検・清掃
古い屋根の上に、もう一つ新しい防水層と屋根材をつくるため、塗装よりも雨漏り対策としての効果が高い工事です。
ただし、どのような屋根にも施工できるわけではありません。
下地となる野地板の腐食が激しい場合や、すでに屋根が二重になっている場合、屋根の種類によっては葺き替えが適していることもあります。

長崎市の屋根カバー工法の費用相場
長崎市で屋根カバー工法を行う場合、一般的な戸建て住宅では、次の金額が一つの目安になります。
| 屋根面積の目安 | 屋根カバー工法の費用目安 |
|---|---|
| 50㎡前後 | 約80万円~120万円 |
| 60~70㎡前後 | 約90万円~140万円 |
| 80~90㎡前後 | 約110万円~160万円 |
| 100㎡前後 | 約130万円~180万円以上 |
※足場、下地補修、防水シート、役物、使用する屋根材などを含めた概算です。
※屋根の形状、勾配、搬入条件、劣化状況によって金額は変わります。
長崎市内の屋根工事業者でも、足場・防水シート・新しい屋根材を含むカバー工法を約87万円台から提示している例がありますが、実際の総額は現地調査後に判断する必要があります。
インターネット上で「屋根カバー工法50万円」などの表示を見かけることもありますが、表示金額に足場代や棟板金、下地補修などが含まれていないケースもあります。
そのため、広告の金額だけで比較するのではなく、どこまでの工事が含まれているかを確認することが大切です。
屋根カバー工法の費用を左右する7つの項目
屋根カバー工法の見積金額は、主に次の項目で決まります。
1.屋根の面積
屋根面積が広くなるほど、使用する防水シートや屋根材、職人の作業量が増えるため、費用も高くなります。
注意したいのは、建物の坪数と屋根面積は同じではないことです。
同じ30坪の住宅でも、屋根の勾配や形状、軒の出によって施工面積は変わります。
2.屋根の形状
屋根の面が2面だけの切妻屋根は比較的施工しやすく、複雑な形状の屋根と比べると費用を抑えやすい傾向があります。
一方で、寄棟屋根や谷部分が多い屋根は、棟板金や谷板金などの加工箇所が増えます。
屋根材本体だけでなく、こうした「役物」と呼ばれる部材の量や加工手間も費用に影響します。
3.屋根の勾配
勾配が急な屋根では、通常の足場に加えて屋根足場が必要になることがあります。
職人が安全に作業するために必要な設備なので、省略することはできません。
現地調査の際は、屋根の面積だけでなく勾配も確認する必要があります。
4.既存屋根の状態
カバー工法では古い屋根材を残しますが、何もせずにそのまま被せるわけではありません。
浮いている棟板金、割れた屋根材、腐食した木下地などは、必要に応じて事前に補修します。
下地の傷みが軽ければ部分補修で対応できますが、野地板の広い範囲が腐食している場合は、カバー工法ではなく葺き替えが必要になることもあります。
5.使用する屋根材
カバー工法では、軽量な金属屋根材を使用するのが一般的です。
みどり建装では、建物の状態やご予算に応じて、アイジー工業の「スーパーガルテクト」などをご提案しています。
スーパーガルテクトは、金属屋根材と断熱材を一体化した製品です。メーカー公表値では重量が約5kg/㎡と軽く、遮熱性・断熱性を備えています。
ただし、屋根材には複数のグレードがあり、表面塗装や保証内容によって価格が変わります。
一番高い屋根材を選ぶことが正解とは限りません。
建物にあと何年住む予定なのか、どの程度の耐久性を求めるのかまで考えて選ぶことが大切です。

6.足場の設置条件
屋根カバー工法では、基本的に足場が必要です。
住宅の周囲に十分なスペースがある場合は一般的な足場を設置できますが、隣家との距離が近い、道路使用が必要、資材を手運びしなければならないといった条件では、費用が変わることがあります。
長崎市は坂道や狭い道路に面した住宅も多いため、現地の状況を見ずに正確な金額を出すことはできません。
見積もりの際は、工事内容だけでなく、資材搬入や車両の駐車方法まで確認しておくと安心です。
7.雨樋や板金などの付帯工事
屋根工事に伴い、雨樋や破風板、鼻隠し、軒天などの補修が必要になることもあります。
また、屋根と外壁が接する部分の雨押え板金や、谷部分の板金は雨漏りを防ぐうえで重要な部分です。
安く見せるために必要な役物工事を省略すると、数年後の雨漏りにつながる可能性があります。
見積書では「屋根カバー工法一式」だけでなく、次の内容が記載されているかを確認しましょう。
- 防水シートの種類
- 使用する屋根材の商品名
- 棟板金・軒先・ケラバの施工
- 下地補修の範囲
- 足場代
- 廃材処分費
- 雨樋や板金の補修
- 保証内容
屋根塗装とカバー工法の違い
「塗装の方が安いなら、とりあえず塗っておけばいいのでは?」
そう思われる方もいらっしゃいます。
しかし、塗装とカバー工法では目的が違います。
| 比較項目 | 屋根塗装 | 屋根カバー工法 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 表面の防水性・美観の回復 | 新しい防水層と屋根材の設置 |
| 費用 | 比較的安い | 塗装より高い |
| 既存屋根の補強 | できない | 既存屋根を覆って保護する |
| ひび割れが多い屋根 | 不向きな場合がある | 下地に問題がなければ対応可能 |
| 雨漏り対策 | 原因によっては改善しない | 防水シートから施工できる |
| 工事期間 | 比較的短い | 塗装より長い |
| 廃材 | 少ない | 葺き替えより少ない |
| 耐久性 | 塗料や下地に左右される | 使用する屋根材に左右される |
屋根塗装は、あくまでも屋根材表面の保護を目的とした工事です。
割れや剥がれが多発している屋根材を、塗料で元の強度に戻すことはできません。
一方、カバー工法は既存屋根の上に防水シートと新しい屋根材を施工するため、屋根全体を保護できます。
ただし、雨漏りがあるから必ずカバー工法で直るとは限りません。
野地板や垂木まで腐食している場合は、古い屋根を撤去して下地から直す葺き替えが必要です。

塗装では直らない屋根とは?
屋根塗装ができるかどうかは、色あせの程度だけでは判断できません。
次のような症状がある場合は、カバー工法または葺き替えを検討する必要があります。
屋根材のひび割れが広範囲にある
数枚程度のひび割れであれば、差し替えや補修で対応できることがあります。
しかし、屋根全体にひび割れが発生している場合は、一枚ずつ補修しても別の場所が次々に割れる可能性があります。
この状態で塗装をしても、塗膜の下で屋根材の割れが進行します。
屋根材の表面が層状に剥がれている
スレート屋根の中には、表面がミルフィーユのように層状に剥がれていく製品があります。
表面だけを塗装しても、屋根材そのものが内部から剥がれているため、塗膜ごと剥離する可能性があります。
「塗ればきれいになる」と判断せず、屋根材の種類や製造時期まで確認することが重要です。
屋根材が大きく反っている
屋根材が反り上がっている場合、塗装で平らに戻すことはできません。
軽度であれば経過を見られることもありますが、反りが大きい場合は、風雨が入り込みやすくなったり、屋根材が割れたりする可能性があります。
補修跡が多く残っている
過去に何度もコーキングや接着剤で補修されている屋根は、屋根材自体の寿命が近づいている可能性があります。
補修箇所だけを見れば直っているように見えても、別の場所で同じ症状が起こることがあります。
何度も部分補修を繰り返すより、カバー工法で屋根全体を改修した方が、長期的には費用を抑えられるケースもあります。
雨漏りが発生している
屋根塗装は雨漏り修理ではありません。
雨漏りの原因が棟板金や谷板金、防水シートの劣化にある場合、屋根表面を塗装しても改善しないことがあります。
雨漏りがある場合は、屋根材だけでなく、その下にある防水シートや野地板まで確認する必要があります。

ノンアスベスト屋根はすべて塗装できない?
「ノンアスベスト屋根は塗装できない」と一括りに説明されることがありますが、すべてのノンアスベスト屋根が塗装できないわけではありません。
重要なのは、実際の屋根材の商品名と現在の劣化状態です。
アスベストを含む屋根材は過去に住宅用化粧スレートなどで使用されていましたが、現在は規制対象となっています。国土交通省の資料にも、石綿含有住宅屋根用化粧スレートが対象建材として記載されています。
アスベストを使用しない製品へ切り替わった時期には、製品によって強度や耐久性に差があり、ひび割れや層間剥離が起こりやすい屋根材もあります。
ただし、築年数だけで商品を断定することはできません。
図面、建築時の資料、屋根材の形状、メーカー情報などを確認しながら判断する必要があります。
みどり建装では、「ノンアスベストだからカバー工法」とすぐに決めるのではなく、屋根材の状態を確認したうえで、塗装・部分補修・カバー工法・葺き替えの中から適切な方法をご提案します。
前編まとめ|屋根の状態に合った工事を選ぶことが一番の節約
長崎市の屋根カバー工法の費用は、一般的な戸建て住宅で90万円~180万円前後が目安です。
屋根塗装に比べると初期費用は高くなりますが、塗装では保護できないほど劣化した屋根に無理に塗装をすると、数年後に再工事が必要になる可能性があります。
大切なのは、最初の金額だけで工事を選ぶことではありません。
- 屋根塗装で十分なのか
- 部分補修で対応できるのか
- カバー工法が必要なのか
- 葺き替えまで必要なのか
屋根の状態を正しく診断したうえで、今後の暮らし方やご予算に合った工事を選ぶことが重要です。
株式会社みどり建装では、屋根を写真で撮影し、現在の状態を分かりやすくご説明します。
塗装で問題がない屋根に、無理にカバー工法をおすすめすることはありません。
反対に、塗装しても長持ちしない屋根については、その理由を隠さずお伝えします。
後編では
後編では、次の内容を詳しく解説します。
- 屋根カバー工法のメリット・デメリット
- カバー工法と葺き替えの違い
- スーパーガルテクトの特徴
- 外壁塗装と同時に行うと費用を抑えられる理由
- 見積書で確認したい項目
- 長崎市で屋根業者を選ぶポイント
- よくある質問
- 外装劣化診断士からの一言
- 【後編】長崎市の屋根カバー工法はいくら?メリット・デメリットと失敗しない業者選び
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